時間をかけてたどり着いた場所は

 はてなブログを開設してから6年以上が経つ。
初めての自分のパソコンを手にしてから5年が経つ。
ニュージーランドに引っ越してきてから5年目に入る。

こんな時間の流れを背負っていくとふとした瞬間に私の人生は私のものではなくなっているという気持ちになる。出会った人や訪れた場所。たくさんの偶然と機会に恵まれて私は気づいたら今いる場所にいたというような感じだ。もちろんその都度目指していた場所はあるかもしれないが状況や世界が変わるたびに私の人生も風のように流されて、でも変わらないところは変わらずここまでやってきた。私という人間はたくさんの人たちとたくさんの体験から出来上がっているもので決して独立した存在ではない。今年から、これから、少しだけどこの世界に恩返しというか(私の勝手な体験の綴りになるだけだけど)何か私の経験から情報でも知識でも機会でもを得て欲しいという気持ちになった。私の生きている世界での物語から面白いな、もっと知りたいな、新しい場所に繋がったな、そんな小さな入り口をを作りたくて同じ場所にありながら新しい始まりを宣言したくなった。

評論までとはいかないけど私が最近読んだ本、観た映画、学んでいること、新しく繋がった知識、考えたこと。そんなものを自身の記録として。そして同時に公開アーカイブとしてここに綴っていけたらいいなというのが新しいブログの方針となっている。

初めてブログを書いたのは中学二年生の頃だったっけ。
あれから13年もの月日が経とうとしているけれどまだこうして同じことを続けていることを思うと少し感慨深い。多分、波はあれど書き続けていくことは私の人生であり、私という人間の一部であって一生向き合っていくものなんだ。

ただそれだけ。