私の本の読み方

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本の読み方について今年に入ってガラッとスタイルを変えた。

まだまだどの方法が自分に合っているのかはわからないので

手探りの状態だが、少しずつこれかなという手ごたえも感じている。

 

 

今まで本はいろいろ好き放題手当たり次第に読んできたが、読み終えたら

そのままさようならっていうあっけなさがどうにも寂しくて、でもだからと

言って何か読書法を編み出すわけでもなく、ただ何となく読んで今に至る。

 

でも、こうして自分の手元に置ける本が増えて、特に日本なんかは本当に

あちこちに本が流通していて、そんな環境に身を置いているともっとこう、

本と自分も真剣に向き合ってみたいっていうのかな?そんな風にここずっと

思っていてやっと今年に入ってそれが形を成してきたっていう状態です。

 

まず、そもそもなぜ本を読むか?

私の場合は単なる好奇心

だからそこから〇〇を学んで、これに生かしてっていうスタンスはなかった。

それよりも、どんな世界があるのだろうか、あ!この間のこれとこれはこう

繋がっていたのか!とかそのワクワクに突き動かされるままに読んできた。

それが楽しいし、無限に広がっていく未知に毎回胸が踊る。

いまも読書と向き合うときの根本的な姿勢にはそれがある。

 

でも同時になぜいままでの読み方に物足りなさとか、寂しさを感じるように

なってきたかというと、その読んでいる本の世界に出会った時に「自分」の

反応とか、気づきとか、思いとかをすべてばーっと通り過ぎてしまっている。

そんな風に思うようになったから。それは同時に文章を書くことに出会った

時期とも重なっていて、多分、その読書の行為自体がどちらかというと抽象的で

形を成さないものだからこそ自分の好きな書くことを通してその瞬間を記憶して

いきたいと思ったのだろう。明確な理由が特別あるわけでもないが、書くことと

何らかの相互作用があったのは確かなこと。新しい読書との向き合い方が始まる。

 

まだ、いまも読み方に関しては模索中だが(人生もまだまだ模索中!)

昔からの基本的なスタイルはそのままにして、それに加えていこうと思う。

自分はとにかく読むのが速い。それは速読とか何でもなくて、自慢でもなくて、

ただ単に雑。丁寧に読むということができない性格なのだ。せっかちなのかな。

いや、でも本当にとにかく雑なんですよ。ガサツとでもいうのか。性格が出る。

でも、それを逆手にとって代わりに何度も読む。というスタイルを確立しつつある。

 

まずは

1. 一通りばーっといつものペースで読む

その際に気になったところには付箋を片っ端から貼る

 

2. 次に二回目、付箋箇所に注意しながらばーっと読む

この時、付箋箇所やその他の特に気になったところ、意見を持ったところに

コメント入り付箋をベタベタ貼り付けていく

 

3. 三回目は主に付箋箇所だけを読んでいく

この時は結構あっさり、拾い読みみたいな感じ

 

4. 最後にコメント付箋や、付箋箇所で自分の中に落とし込んでいきたいところを

抜き出して要点や概要を書き出していく

この時に丁寧さなどは一切気にしない。

とにかく流れを中断しないというのが重要。どんどん汚く、書いていく。

この時、ページ数の記入を忘れずに!あとはコメント入り付箋もはがして

ノートの方へペタペタと貼り付けていく。

 

5. 書き終えたものを読みながら、繋がりそうなところを矢印や線で結ぶ

キーワードを囲む、さらにコメントを加えていく。もっと汚くしよう。

 

6. 最後に自分の読んだ後の感想のまとめ、みたいなものを書く

これは本当になんでもいい。綺麗にまとめようとしなくてもいい。

自分の中で響いたこと。気づいたこと。繋がったこと。些細なこと、なんでも

でも今度は全部自分の言葉で記していく。新たな疑問や反論なども書いてみたり。

 

とこんな流れが基本になっていきそうです。

繰り返し読もうと思うと構えてしまいそうなんだけど、もっとラフに読んでも

全然読める。何度も読んでいるうちに、また新しい発見や感じ方に出会える。

何度かその本の一生を生きることができるんだよ。そう思うと読むのがもっと

楽しくなるし、億劫でなくなるし、好きな本にどんどん手が出せるのが嬉しい。

 

まだまだ本の種類が偏りがちなので、また専門書など本によって読み方も

変わってくると思うけど、こうして自分の性格をいい方向に生かしていく

のもひとつの方法だと思うし、そうすることによって自分の好き嫌い、

得意不得意がわかってくるから、さらに良さを伸ばしていける。

 

やっぱり、楽しくて、好きじゃないと続かない。

大変でも、漢字が難しくても、複雑でも、最後にあぁ気持ちいい!

充実!繋がった!それぞれのその瞬間があるからこそ読んでいける。

無限にある本の世界を諦めてしまうのはあまりにももったいない。

それぞれが自分のやりやすい、読みやすい方法で本の楽しさと奥深さと、

向き合っていければ世界はもっと楽しくなるのになと思うんだよ。

 

読むことのそれぞれの魅力に出会ってほしいです。

自分もまだまだ新しいジャンルでその魅力に出会いたいと思って奮闘中。

 

 

muuu