06192021|自分の道

06192021 (土)

今朝起きたらいつもよりも外が明るくて少し寝過ごしたことに気付く。週末でも体内時計通りに大体7時を目安に起きるから目覚ましはかけないんだけど今日は少し疲れていたのか気づいたら8時半を過ぎていて急いで起きる(特に用事があるわけでもないんだけど)犬は人間が起きたのに気付いてとてもはりきっている。とりあえず着替えて朝のトイレに連れて行く。外はさっきまで大嵐に覆われていたみたいに木の枝や葉っぱがあちこちに散らばっていて側溝には水が土砂みたいなものがたくさん流れていた。空は快晴だけど一面の様子はそれとは裏腹にまだ嵐からの体当たりから回復しているみたいでとても不思議な雰囲気だった。犬はトイレを済ましてまだまだ歩く気でいたのでとりあえず公園を小さく一周して家に戻る。

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週末のは土日のどちらかが掃除の日になる。明日は少し予定があるので今日のうちに一週間の買い物と掃除を済ませる。台所、お風呂場、洗面所、家全体の埃を取った後に掃除機をかけて完了。歩いて街の中心へ向かう。ずっと欲しいと思っていたデニム探しにやっと納得のいくフィットのものを二本購入してお昼を食べ、食料を抱えて帰路につく。アパートのあるところまで永遠と思われる長さで伸びていく坂はいつも大きな荷物を抱えながら登ると脚と肩にこたえる。なんとか家に着いたときの達成感と暑さはどの季節も一緒みたいだ。帰ってからはひたすら編み物と読書に耽る。学期休みらしき休みも今週までなので堪能しておこう。学生生活も残り一学期となっている焦りと不安は逆らえない時間の流れで、私はただただ真っ向から受けるしかないみたいだ。

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昨日はひたすら奨学金や大学院について調べていたけど移民で微妙な居住権しか持っていない私は何ページもある奨学金のどれにも応募することができなくて国のローンも借りられないので大学院費用を全額一括で賄えない現状で進学を考えるのは難しいかもしれないという結論に至っている。とりあえず卒業後は情報システム系の政府支援が適用される専門コースにパートタイム勉強+フルタイム仕事かフルタイム勉強+パートタイム仕事、のような形で進むこと方へ今傾いている。テクノロジーにはずっと興味があったけどその興味もあやふやでなかなか形になる資格や技術へ繋がっていかなかったことももどかしかったのでとりあえず無料だしこの情報システムの基本コースに挑戦してみようと思った。やってみて思ったようなものじゃなかったらそれでいいし、その技術は今後も助けになってくると思うから無駄ではない。そんなことを思いながら新しく決めた方向性に向けての資格勉強法や取得資格を模索しながら同時に来週のインターンに必要な企画書の下書きを書く。大学もあと一学期残っているのでその勉強もある。どうやって全く違う分野の学びを同時進行で並走させていけるかが下半期の課題になりそう。

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そういえば金曜日にしいたけ占いの下半期が出た。しいたけさんの言葉はとても大きな俯瞰した地図を読んでいるような気持ちになる。直接的にあ、私だ!みたいな感じではなくとももっと自分という存在をマクロに説明しているような印象がある。

恩を返す、借りを返すことに対しては、ちょっとしたしつこさも持っているから。でも、ここであえて言わせてください。あなたはいろいろな恩や借りについて、もう全部返したと思います。だから、誰かを喜ばせることも大事だけど、もっと自由にやってみて。あなたが喜んでいる顔は本当に素敵なのです。もっと図々しく、もっとたくましく、常に心の声として「私を見て!」と叫び続けて。あなたはもう、進化しているし、覚醒なんかもした。だからもう、この世界に感動を取り戻しにいきましょう。それは、あなたの大切な仕事なのだから。

人の間で流されて生きてきたなと自分の人生については色々思うところはあるしこれをずっとネガティブにしか思えなかった。これを機に少しずつもっと自分が自分で決めて、良いと思ったことに自信を持っていこうと思う。いつも申し訳なくて誰かに頼ってばかりだなとしか思えなかった今までをもう少し自分の功績の認知と自分の道の追求に焦点をずらしていってもいいのかもしれないと思えた。

 

 

06172021|先が見えないって怖いな

0617 (木)

毎日継続して、という目標は大体四日目を過ぎたあたりから大変になってくる印象がある。それまでは気持ちが原動力となって私を引っ張っているからなんとか今日も書こう、みたいな根性だけで動かされているみたいなところもあってそれでなんとか続けている。だけどそれを過ぎた後からこれはもっと日常の習慣の一つとして確立する必要があるなと思った。朝起きたら白湯を飲む、歯を磨く、シャワーを浴びるのように普通に寝る前に日記を書く、みたいな動作がその中に組み込まれれば多分根性とか気力みたいな労力を使わずに続けることができるのだろう。

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昨日は二週間ぶりに大学のキャンパスに足を運んだ。来学期の授業を少し相談するのと学習室を妹に案内するため。最近図書館の下の階にある学習室が新しくなってソファから学習デスクまで全部新しくなって、しかも一つ一つがとてもプライベートな空間になったので勉強したりちょっと一人でリサーチに取り組みたい時なんかに最適。特に学期休みに入ってからのキャンパスの空き具合は最高に良くて空間を独り占めできるのが楽しい。その後、編み物の新しい棒針を買いに行く。今朝、私がうっかり低めの場所に置いてってしまった途中の編み物を犬が破壊した。編みかけのマフラーらしきものは毛糸が全部ほつれて家中に散らばっていて棒針は下の丸いところが歯形だらけで先がかけた。と言うハプニングがあったため新しい棒針と毛糸を探しに行く。少し明るめの緑とベージュと黄色の間のような温かみのある色を見つけた。母と妹と三人でカフェでコーヒーとお昼を食べて私の家に戻って紅茶を飲んで犬と遊んだ。

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改めて一日を振り返るとのんびりした休日みたいで少し後ろめたさがある(平日なのに!)みたいな。世の中の月金9時5時の義務に飲まれそうになる自分も嫌だし、その枠にはまれない自分も嫌だという矛盾がある。そんなものを抱えながらこれから就職がどうなるのかとかインターンのこととかライターの仕事の拡大とか進学について考えている。一番の希望としてはこのまま卒業して大学院に進学して都市計画を学びたいところだけどお金がかかる。学部の学費も借りているのでそれを返済しないといけないのもあるし大学院に進学して生活を支えていかないといけないので仕事を掛け持ちしないといけなくなる。パートタイムで行ってもいいかなとも思うけどまずは仕事、と言うところで思考止まってしまっていてそこから先があまりうまく考えられない。裕福とは言えないしこれからのことも考えて先にキャリアを積んでからまた大学院に戻った方がいいのかとも思ったり。不確定要素が多過ぎてあまり身動きができな状況だ。

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久しぶりにお天気が良かったので犬を連れてまた散歩に出る。新しいカフェでお昼を食べて、コーヒーを飲んでまたさらに遠くまで歩く。犬と歩いていると自分以外の外にある何かに集中できるのがいい。公園まで行くとまだ地面が泥で柔らかくて危うく滑るところだった。通ったことのない新しい住宅街にある裏道を通りながらこの辺りの家事情を把握する。ニュージーランドはキウィドリーム(アメリカンドリームみたいな感じ?)でまだまだ一軒家で3ベッドルーム+庭+ガレージみたいな傾向が強くてアパートや集合住宅の発展が乏しい。実際周りの話を聞いていても割とみんな一軒家を買うために郊外へ出て行くつもりらしい(住宅価格の高騰で買える家がないので)そんなことを聞いていると私は果たして自分の家が欲しいんだろうかって考え直す。こっちの集合住宅の管理費ってめちゃくちゃ高いしアパートの前金やその他の資金サポートって一軒家に比べたら劣っているような。そんなこと考えながらいまのアパートにそのまま来年も住み続けるのか考えてみたり。先が見えなって怖いな。

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06152021|海を超えて話す

0615 (火)

ここ最近の朝はとても暗くていつも通り7時に起きても家中は真っ暗だし、空は灰色に曇っているしなかなか起きられない。最近、6ヶ月になって少し我が家にも慣れてきた犬をベッドの下の方で一緒に寝られるか試しているんだけど難しい。眠りが浅い上にどうしても人にくっつきたがるから寝返り打とうとすると踏み潰しそうになるしヒヤヒヤしているから人間の方も深く眠れない。今日はひとまず自分のお家に戻ってもらう。ベッド大好きっ子になりつつあるから少し鳴くかもしれないけど。

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午前中は原稿の校正と参考文献のチェックに取り掛かって、気づいたらもうお昼を過ぎていた。書き終えてからのこの時間が好きで嫌い。形はできているので細かい部分を修正したり前後を編集したり画像を選んだりなので音楽を聴きながら緩やかに取り組める部分ではあるんだけど自分の力量のなさに絶望しながらうううって心の中では唸っている。なんとか終わらせてお昼を食べていると犬がぐるぐるリビングを走り回っていた。人が食べ物を食べていると何かと同じ空間にいたがる不思議な犬。

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午後から久しぶりに友達とキャッチアップ。お互いの似たようで異なった環境は一応海を超えた会話だけど同じ南半球にいる存在として日本よりも近い気がする。就活とか言葉の難しさとか近況報告とかであっという間に夕方になっていた。人と話しているときって時間の流れの測り方が変わる。自分の感覚と外の時計が刻む時間の間にタイムラグができて、自分ではまだまだ話せるのにもう数時間経っていたり、同時にすごくたくさん話したようでまだ少しししか時間が経っていなかったり。これは相手の話がつまらないとか気の合う合わない云々はなく人との会話には自分の世界にはない違う時間の流れが立ち上がる、と言うことだと思う。そんなことを最近いろいろな人と話しながら思っている。

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ニュージーランドに来てちょうど5年が経った今日、居住ビザがおりた。3年前はワーホリして日本に戻ろうと考えていたのに人生何が起こるか分からないとはこういうことで。気がついたら大学3年目で渡航して5年が経っていた。こうして同じ場所にこんなにも長く暮らしたのは初めてで、でも同時にこの期間はたくさんのことが起こっていてとてもじゃないけど5年前の自分からは想像もしなかったようなところにいる気がする。自分の人生を改めて振り返ってみると一見すごく遠回りばかりでいろいろな環境的要因に振り回されて生きてきたみたいなんだけど私の中身を見てみるとなんだ、自分の行きたかった場所にいるじゃないって思えたりすることがあったり。自分が自分の存在と人生を少しでも肯定できることが本当の自信につながっていくのかもしれない。そんなことを考えたり。

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 りょうちゃんとここ数日続けている交換日記が私の心に静けさをもたらしている。誰かへ向けて書く言葉と自分のためだけに書く言葉はこんなにも違うのか、と誰かに書かれた文章を読むみたいにお互いへのやりとりを読み直している。続けていけるといいな。

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