【BOOKS】『国境のない生き方』ヤマザキマリ

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まず読み終えて思ったこと。

いますぐに世界へ飛び出していきたいという衝動。

それはこことは違うどこかまったくちがう場所へ行くということではなくて、

いまいる場所を隅まで体感したいという、いつも歩いていつ道だけどまったく

新しい風景を感じることができる自信がある。

そんな感覚を手渡してくれるとても「動」な一冊だった。

 

ヤマザキマリさん自身の子供時代からいまに至るまでそこで「体験」した

ものがすごい密度の物語として、そして彼女がその道中で出会った書物たちが、

さらなるその物語の延長としてスケールをぐんぐん広げていく。広いんだな。

 

この本自体が一冊の大きな冒険記で、わたしに問うてくる。

情熱はどこ?生きることってなんだろう?もっと自由でいいんじゃない?

世界はまだまだ広いんだし?人間ってなんて傲慢なんだろって?

たくさんの価値観と人を見せてくれる。

 

自然との結びつきから極められた「感じる力」

なんでもバーチャルで眺めて体験したような気になれるこの世界で

わたしたちは自然にみなぎる強いエネルギーを忘れてしまっている。

 

どこまでもリアルな感覚があるからこそ、想像の世界がリアルを超えて

一周してまた一層違う現実としてここへ戻ってくる。それは著者自身が

本や芸術の世界を通して体験したことなんだなと。

 

もっともっと世界を感じて、もっと素直に自分自身の声を書いていこう。

あの朝日に涙ぐんで、夜明け前の星がまだかすかに光っていて思わず

立ち止まってしまうこの感覚は間違ってなんかいない、自分はこれで

大丈夫だ。そんな頷きとそしてもっと外の出て行きなさいと(強めに笑)

背中を押してくれる。あっという間に読み終えてしまって寂しいから

二周目始めます。もう一周したらまた新しい現実に出会える気がする。

 

この本を贈ってくれた友人と世界に感謝を込めて。

 

 

muuu

 

P.S 本にぴったり、この曲を聴きながら

この曲のStu Larsenは私が小学生時代に育った牧場がある

オーストラリアの田舎町の出身でものすごい偶然でとても

嬉しかったのと同時に世界って広いけど必ずどこかでうまく

つながっているんだなその重なりに心と思い出があたたまる。


San Francisco - Stu Larsen, Passenger & The Once