こんなに世界の音がうるさいのはなぜ。

もう少しすれば良くなるよ。
あと少し頑張れば。あともうちょっと続ければ。
そんなの嘘だよ。もっと頑張るって、もう心が立ってない状態で今のたうちまわっているって言うのに。なんてことを言うんだろう。

世間の音がとても大きい。わたしの頭の中でこだましている。
そう、わたしの頭の中なのに。そして誰も直接言葉を発していないのに。

いつも寂しいのも。悲しいのも。
わたしという人間が世間の「普通」からずれているから?
周りと違った順番で人生を歩んでいるのも。
悲しくて眠れない夜があるのも。
きっとみんな同じだと思うんだよね。

冬の夜は妙に肌寒くて会いたい人に会えない夜。
言いたい言葉が言えない。
苦しいのに笑ってしまう。
ろうそくの灯が揺れているのを眺めながら。

こんなに世界の音がうるさいのはなぜ。
絶望が鳴り止まないのは。
明日を見たくないのは。

なぜ。



mugiho