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文学が何かわからない人間が文学デビューする

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ねぇ、文学ってなんだろう?

幼い頃から本が友達みたいな子供だった記憶があるのだけど、

(実際どうだったのかはよく分からない。いつも微妙な立ち位置

本を読んでいたのか何なのかわからない記憶が多い)

残念ながら読んだのか読んでいないのか、頭が悪いのか原因がなんだか

正直わからないのだけれど、読んだ本を全く覚えていないのだ。

それらしき本を見かけるとおぼろげにイメージが頭の中に浮かぶのだが、

名前とかエピソードとか、その物語の関するものがなかなか出てこない。

 

でもファンタジーが大好きだった。

ハリーポッター』シリーズ

『エルマーの冒険』(絵も可愛いし、小さい頃からのバイブル!)

ナルニア国物語』(母から受け継いだナルニア愛)

コロボックル物語』シリーズ(これも母から)

ダレン・シャン』シリーズ

『守り人』シリーズ

アバラット』シリーズ

『ライラの冒険』シリーズ

 

え、これだけ?まだある気がするけど、またいつか。

(記憶が徐々に戻り次第というところでしょうか)

ファンタジーとか魔法の国とか、それぞれの独特の世界観が、

微妙に現実と混ざり合う際どいのがたまらなく好きなんだよね。

 

それから中学生に上がる頃、本当は文学へと進むような年頃になぜだか、

精神世界とかビジネスとか考え方とか心理学関係の本を読むようになる。

高校もその延長のような感じで、たまに小説を交えながら社会や伝記的な

ものばかりを読む。とてもじゃないけど文学少女みたいなイメージからは

かけ離れていて、外で読書が好き!なんてとてもじゃないけど言えなかった。

 

高校最後の年くらいに、すこーしずつ文学というジャンルに興味を持ち始める。

 

そもそも文学の定義があまりはっきりと自分の中では落とし込めていなくて、

(昨年少し取った授業でやったはずなのにこれまた記憶から消去されている)

娯楽小説?直木賞芥川賞の違い?あたりがゆらゆらイメージとしてある。

あとは古典文学とか近代文学とかは時代で分かれているでしょ?

近代文学を主に他の時代と国からもつまみ食いしていきたい気もするけど。

 

とりあえず高校の先生に勧められた、ジェーン・オースティン(Jane Austen)の

高慢と偏見』(Pride and Prejudice)を英語で読み始める。ここで変なのが

日本の小説や文学作品をほとんど読んだことのないという自分のアンバランスさ。

でも、自分の中ではいまでも圧倒的に古めの文学は英語の方が読み易い気がする。

(古めとか馬鹿丸出しすぎて、苦笑するしかないのだけれど、

どうしようもないですね、温かく見守ってやってください)

でも意外にも読み易くて、時代背景も文化もこんなに違うのに、なんで?

エリザベスの頑固さ、でも時代に映える真っ直ぐな強さ。かっこいいぞ!

なにこれ、ものすごく面白いじゃないか????????

ダーシーのツンデレぶりには辟易するけど、お互いのすれ違いがもどかしくて、

どこまでも遠回りで、こちらまでずっと振り回されるイライラとドキドキ。

二人が少しずつ歩み寄っていく様子をこんなに巧みに描けるなんて!え!

気持ち悪いくらいに情景や心情が見えてきてこんな力があるのかと感動した。

(同時に「お、結構読めるじゃん」と生意気な感想もおぼえる)

 

その流れでじゃあ次はと考えていると友達が薦めてきたではないか!文学を!

エミリー・ブロンテ(Emily Bronte)の『嵐ヶ丘』(Wuthering Heights)を

読み始める。二度ほど挫折して三度目の正直で読み終えたあとなぜだか重い

燃え尽き症候群になる。そこから再び文学には別れを告げる。(短い、一生)

面白かったのか何なのかよくわからない。とにかく泥沼に足がはまって動けない

感じがひたすらあって、もうそのまま転びたいっていう感想しかなかった。

 合う合わないが大きい世界なのか、解釈や読み方を変えていけばもう少し

楽しめたのだろうかと色々考えてしまった時もこのあたり。

 

家にある本を適当に読み漁りながら(主に健康と精神世界系の本。これもまた

これで面白いんだけどそれはまた次の機会に)時折海外で流行っているという

ディストピア系や感動系のYA小説を読んでみたりするがなんだか物足りない。

ずっとずっと柔らかいパンをぱくぱく飲み込んでいるみたい。私はパンでいうと

硬いフランスパンとか食パンでもカリッとするサワーブレッドの方が好きなのだ。

それはそれでの魅力もあるだろうし、ジョン・グリーン(John Green)なんて

尊敬する大好きな著者の一人だもんね。そう、でも何か物足りなさが残る。

 

なぜパンの話になったのだろう。話を戻そう。

 

そう、それで物足りなくなってきたんだ。昨年4月から大学へ行き始める。

文学の授業は後期で一ヶ月ほど取ったもののその後休学したので

取っていないも同然。昔から国語の現代文の授業が大嫌いで、何がって、

「読み方」を強制するから。この人はこんな風に考えてこれを描きたかったのだ

と断言してしまうその教え方に納得どころか反発を覚えていた気がする。

そもそも現代文の試験なんてどんな風にやるのだろうかといつも不思議だった。

大学に入れば、試験というよりかは、いかにしてその物語を多角的な面から

見て考え、立場に立つことができるのだろうかということを話せる場だと思って

一人でワクワクしていたら大間違い。結局は「正解」へ誘導されるのでした。

 

まぁこんなことをしながらあまり小説?文学?を読まずに過ごしてきた。

文学を嗜んでいる人を横目に自分はただ黙々と「興味がある」というスタンスで

本を読み続けてきた。だからそこには一貫性もないし、文学がほとんどこぼれ落ちる

という結果になっていて、でもそれはいまの自分を作り上げてきたのかなと思う。

 

ではなぜ、いまになって文学を読むのか?

それは読みたいから。というのももちろんだけれど、文学には形はどうであれ、

人間の普遍的な部分は描かれているのだと思う。と最近思い始めたから。

だからまったく知らない国の物語を読んでいても、そこに繋がれる何かがある。

その感覚が最高に面白いし、それをもっともっと味わってみたいと思ったから。

 

思えば、日本という国とちゃんと向き合ったことのなかった自分。

なぜ今なのかはわからないけど、昨年末から無性に読みたい。

知らなかったその文学の世界を見てみたい。

 

二十歳、文学デビュー。

 

 

muuu

 

 

P.S 東京近辺の皆さん、3/2~3/6まで東京国際文芸フェスティバルが

開催されますよ!私もボランティアとして顔出します!本が好きな人、

そうでない人も、国内外からの物語を紡ぐ人たちの話を聞き、新しい世界や

人たちに出会い、刺激的な経験を得られることと思います!是非!!!!!

 

tokyolitfest.com