終わればまた何かが始まるんだろうな。

何かが終わるっていうことは何かが始まるっていうことなのであまり悲しくはない。
というのはただの強がりで、大学1年の前期が終わるのもあんなに嫌だったアパートから引っ越すのも誰かにさようならを言うのもなんだかんだでやっぱり寂しいし悲しい。

自分の人生、あまりにもこんな出来事ばかりだからどうやったらこの寂しさを感じないで生きていけるのかという術を獲得するためにたくさんの本を読んで映画を観て音楽を聴いて詩を読んできたけどそこにはわたしが逃げようとしてきたすべてがあった。

寂しくて眠れない夜とか。
どうしても届かない想いとか。
どこにも属せない底なしの孤独感とか。

そこにはわたしが感じたことのある感情以上にたくさんの色があった。
それを表現していい。共有していい。書き記していい。
ああ、これって別におかしくなかったんだ。わたしだけじゃなかったんだ。
なんだかそれだけで世界に認められた気がしたし、自分が認められたかったことにも気が付いたしわたしが感じることは間違いでもおかしさでもなく、ただ人間であること、ただそれだけだったんだっていうこと。

いろいろ終わりに近づいてるけど終わればまた何かが始まるんだろうな。