直線上の一点に立ってみて

 

明日から始まる4日間を乗り越えると、そこには真っ新なページが待っている。いつの間に?という問いは私たちがある転換点に立つときに、自分に投げかける言葉である。

 

いつの間に、この場所に立ってこの文章を書いて、この空を見上げていたんだろう。

 

ここに来るまでに選んできた道の現実は、決めた瞬間にはその時の自分なりに考えて悩んで吟味して、を繰り返してきたもので、そのときに決めた自分を決して責めることはできない。それでも、どうしても時間という概念が直線的である私たちの感覚について思うとき、原因結果の法則というものを用いて、「後悔」というどうしようもない心を抱えてしまう。

 

あのとき、誰と会い、何を選び、どの角を曲がったかでこんな所に辿り着くなんて。こうしていれば、どう違ったのか。そのシナリオの数を見ると、私は脚本家になれるのではないかと真剣に思う。

 

またそれも選択であるのだけど。

 

そうしているうちに21歳になってしまった、2017年。

何かが始まろうとしている予感というのは節目に現れる自分の中で唯一の信頼できる感覚で、この4日間の後に起こり得るすべてはたぶん、これから先の長い(あるいは短い)人生をも変えてしまうだろう、というくらいの力がある変化な気がしている。

 

空気が変わる音がするくらいに明確で大きくて近づいてくるその足音は、果たしてこの先に続く直線の上にどんな物語を描いていくのだろうか。

 

未来にだけ期待して、過去に対して絶望したくない。

いま立っているこの場所で、いま感じることのできる風と空をその瞬間だけ覚えていたい。変化の真っ只中に身を投げたいのではなくて、いままさに、こうして変化に対して構えているこの自分の声を聞いていたい。