読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

なんて傲慢な。

Untitled

 

なにを書いて

なにを書かないか

とても難しい

いつも、とても悩む

 

感覚を言葉に落としていくその行為から生じるとんでもない快楽と、言葉に落としきれなかったたくさんの色と風を感じながらの絶望と、常に書くことにはこのふたつが共在している。

 

書いてしまうと遠くへ、隣へと波及していくかもしれないが書いた途端になくなってしまうものというものも少なくない。そして書かないという選択をしたもので、そのままなくなってしまう感覚たちよ。どこへ行ってしまったのだろう。

 

会えなくなる恐怖と

忘れてしまうかもしれないという未知への恐れ

紙に落としたことで色を失ってしまう記憶

嘘のようにしか感じることのできない美しかった眺め

 

いっそのこと写真のように

そのまま、そのまま

見たままのあの光と色を

撮ることができればいいのに、と

何度思ったことだろうか

 

言葉は直接的なものでありながら

それはとても不安定で主観的でわがまま

文字という記号を駆使ししてすべてを

現してしまおうだなんて

なんて傲慢な営みなんだろう

 

そんなことを書きながら、今夜も書きます

 

 

mugiho