続けていくこととはつまり...

f:id:muuu295:20170325060720j:plain

 

昔から「続ける」ということが苦手だった。

習い事も日々の日課や習慣もだんだんと途中で飽きてきてしまう。

三日を超えて無事習慣へ昇格したと思ってすぐにまた途切れて、

それは噛み切りすぎた麺みたいに、ブツブツと短い線でいっぱいになった器。

 

生まれてからこのかた10回以上の引っ越しと転校を繰り返してきた

自分にとって「変化」や続かないものというのは当たり前、日常になっていた。いくら別れを惜しもうが、そこで友達作りやクラスに馴染もうと努力したって結局はその後変わるんだし、共に成長し続けることもきっとこの先会うこともないんだし、と物事に対して諦めという態度を持つようになっていた。結局は無駄じゃないか、それなら心労抱えて頑張る必要はないと。

 

自分の意志力すべてをこの生活環境のせいにするわけではないが、子供というのは生まれる環境を選べないものでこのように私たちは知らず知らずのうちに人生そのものに対する姿勢というのを形成していくのだろうと思う。

 

でもだんだんとこの生活を繰り返していくうちに自分の生活や心の中で変わらないものというものが浮かび上がってきた。それは本や言葉への愛。常に共にある音楽。映画という窓。そして近年得た自分の軸となる「書く」こと。新しい場所。新しい人たち。新しい学校。周りがいくら変わろうと自分の中にくすぶるこれらへの愛は揺らがなかった。むしろ私の心はこれを大きな支えとしてその変化の中で何とか立っていた。

 

続けていくこと。それは「続けられること」と出会うことなのだ。つまり続けていくこと、それは自分の重い腰をそのベクトルへ向かわせようと努力やシステムによってなんとかしようとすること。続けられること、それは自然にやってしまうこと。やらずにはいられないこと。努力という言葉をそれに付着させたくないもの。それは愛。

 

ただそれだけ。


mugiho