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東京が恋しくなる時、それは雨の日

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人が行き交うのを眺めるのが好き

とんでもない人混みを鳥のように上から眺めて

 

交差点の色が赤から緑へ

緑から赤へと変わるのを

ひたすら繰り返し見ているだけなのに

 

そこを行き交う人たちは刻々と変化し

真っ白に塗られた線はなんだかとても眩しくて

段々と街の色が変わっていくのは私には関係ない

と言わんばかりにひたすら真っ白でいる

 

蛍光灯みたいに光っていた太陽も

時間が経てば夕方に顔を出してくる

夜の始まりにバトンを渡す

 

今日もお疲れ様

これからまた一仕事するか

そんなやり取りを知るのか知らないのか

 

人々は歩いてゆく

すれ違っていく

交差点はとても不思議な場所だよね

 

人間があんなにたくさんすれ違うのに

それは物理的なことだけで

心の距離はどこまでも遠くて

 

っていうのは当たり前なのかもしれないけれど

(だっていきなり知らない人に話しかけるわけに

いかないじゃんね?少なくとも自分はしない)

 

なんだか時々とてつもなく寂しくなる

 

それでもやっぱり街が好きで

人がぐわーって駆け抜けていく交差点と

地下鉄とビルの中と電車の乗り降りと

 

雨の日は東京がとても恋しくなる

 

 

mugiho