歩くこと

 

今日は午前中に髪の毛をばっさりと切り落としてきた。

あの量の髪の毛が床に落ちている快感と言ったらたまらない。

今年一番短くしたかもしれない。冬へ向けてなんだか一新したかったんだ。

首回りに鬱陶しくまとわりついていたものがすべてなくなったみたい。

それから家に帰って昼食を食べて母と久しぶりに遠い方の駅まで歩いた。

 

思えば東京へ引っ越してきてから随分と歩く機会が増えた。

増えたというよりは車で行ける場所が殆どないのですべてバス・電車・徒歩。

自転車も我が家には一台もないという状態なので本当に歩きかバスが多くなる。

いままで住んでいたところはど田舎だったりかなりの僻地みたいなところが

多くてこんなに大都会の住んだのは初めて。こんなに交通網が整っているのも

本当に新しい経験で住み始めた当初は新宿駅なんかに降り立ったらなかなか外へ

出ることができないという状態だった。それがいまでは新宿駅は殆ど出口も把握

できているしどこになにがあるか土地勘がつかめてきた。まだ渋谷なんかは結構

迷ってしまうけどなにより都会の歩き方みたいなものに慣れてきたのかなと思う。

新しい道をみつけたりここにこんなお店がみたいな新しい発見もできる余裕が

出てきた気もする。大学の通学では朝の満員電車に乗って1限は無理だと悟った。

 

今日は歩き始めは秋の涼しめの風だねなんて言いながら歩いていたのに着く頃には

汗ばむくらいに結構な湿気が出てきていた。ひとりで歩くのも好きだけどこうして

人とただひたすら歩いているとなんだか面白い話ができる気がするんだよね。

季節の話や道端で気づいた細かいことを言い合い、そこからどんどん話が派生する。

最近こんな風に深く話せていなかったらすごく楽しかったし歩いている行為自体に

なんだか意味が出てきた気がして気づいたらもう着いているっていう時間が縮む

感覚も好きだし往復歩いてなんだか本当に心からすっきりした感じがする。

 

いままで本当にこう「歩く」っていうことをしてこなかったから未だに街を

歩くのがすごく楽しいんだ。すれ違う人を観察して、人の流れをみて、空を見上げ

いろいろな音が聞こえてきて、季節が変わってくのを間近にみることができる。

朝昼夕方での空気の違いを味わって、時々音楽と共に歩きながら考えにふける。

 

歩くという行為に含まれているそんな小さなたくさんの要素が新鮮で珍しくて

だから趣味はかなりインドア派なんだけどこうして歩くことは自分にとって

とても大切なことなんだと思う。時々どこも目的を持たずにふらっと散歩に

行けるのもいい。かなり自然が少なくて息苦しいのは仕方がないんだけどね。

 

歩き続ける限りどこかへは進んでいる。

自分の足が地面に降りるときに地上からの反発を感じてそれで自分はまた

もう一歩前へと足を進める。その単純なことの中にあるたくさんの思いや

考えを自分の中に落とし込んでいけるようになりたいんだ。

 

 

muuu

 

P.S 今日のブックオフでの収穫!

こんな掘り出し物が棚の本当に隅っこに眠っていた。

フリードマンの本もこれは本当に傑作らしく宇宙の本は長いこと狙っていたもの。

下二冊はどちらとも挑戦したいと思っていた文学ものだから嬉しすぎて...

しかもこの可愛いカバーのシリーズで危うく本棚の前で叫ぶところでした。

 

f:id:muuu295:20150921204019j:plain