読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

秋と冬が待ちきれないから書いてみた

f:id:muuu295:20150824205101j:plain

 

もうすぐ秋がやってきそう。

足音はもうそこに聞こえている。だけど図々しくドアを押し開けてくる

わけでもなくそこで静かに夏が去っていくのを待っている。

そこに佇みながらゆっくりと少しずつドアが開いていくのを眺めている。

時折顔を覗かせてはこちら側に秋の冷たい早朝の空気や澄んだ空をもってくる。

 

それに心をときめかせ秋を今か今かと待っている人がいる。

 

秋と冬がおそらく自分の中でも一番好きな季節だ。

なにもかもが終わりになるんだけどそれは今からへの蓄えをする時期。

内に燃え盛る炎を真っ暗な寒い夜の頼りにする。その年の夏と春を振り返り

ながら終わりが来るんだとドキドキセンチメンタルな気持ちになりながらも

同時にわくわくもする。まるで恋に落ちている人のよう。

言葉では説明しきれないあらゆる心がマーブル柄のように混ざり合いながらも

混ざらずにでも一ヶ所にいるからたくさんの感情の波が一気に押し寄せる。

 

思い出や過去を眺める。今からの冬に備える。

その先にこうなっていたいという自分を描く。

 

秋と冬の空気は格別に美味しい。

本当にこればかりは何にも代えがたい。

早朝に思いきり開けた窓から流れ込むその澄んだ色は身体を芯か洗い流して

気持ちも真っさらにこれから何でもできるようなそんな勇気を与えてくれる。

これから始まる今日に思いを巡らせながら何をしようか誰と会おうか

何を食べようか何を聴こうかとたくさんの幸せを想像する。

そして足元にある小さな幸福を見つけやすくなる。

それは近視の私が朝一番にメガネをかけ輪郭が一気に鮮明になり色彩をもち

広がる感覚に似ている。それが目で見る以外の五感でも感じることができるのだ。

神経がこの空気によって研ぎ澄まされる。普段は聞こうとしない小さな音に気づき

子供達の笑い声に微笑み、小さな仕草に小さな幸せをもらう。笑顔をもらう。

それはどの朝でもそうかもしれないがこの二つの季節の朝は特に寒さや

冷たさが目立つためなのかよりその効果を発揮するように思う。

 

ここまで結局ひたすら「空気」について語ってきてしまったが逆にこの語りに

よってわたしのなかでどれだけの意味をもっているのかがわかりやすかったかも

しれない。とにかく朝型の自分にとって本当に毎朝の空気というものは重要な

存在になっているんだといま書いていて改めて思った。

 

他にも秋と冬にはたくさんの楽しみがある。

f:id:muuu295:20150824205003j:plain

 

f:id:muuu295:20150824205025j:plain

 

家のなかでぬくぬくと読書をしたり映画を観たり書いたり音楽を聴いたり。

それは普段もしていることなんだけどこの季節とだと味わいの深さが全然違う。

もっと浸れたりなんとも言えないもどかしい空気感に一緒に感化されたり。

神経が余計に研ぎ澄まされれるからこそもっと深く細かく感情の声が聞こえる。

 

f:id:muuu295:20150824205011j:plain

 

f:id:muuu295:20150824205014j:plain

 

朝早くに降りる霧や冷え切った森の空気。

これがこの季節になると本当に澄んでいて最高に気持ちが良くてこの

瞬間をそのまま自分のなかに切り取って留めておきたいと思うのだ。

 

f:id:muuu295:20150824205018j:plain

 

この季節の冷たい雨はまるですべてを洗い流してしまうような色と匂いがする。

それはしとしと降り続く雨で、これからの寒さを予期する自然からの予告編。

 

f:id:muuu295:20150824205022j:plain

 

月。

空気が冷えて澄み切っているからよりクリアにくっきりと暗闇を照らし出す。

そこにはたくさんの不思議とこれからが詰まっているような気がしてならない。

この季節に月をみるとそれはまるで自分の運命までをも握っているとても大きく

壮大なものに見える。寒さがそんな悪戯をわたしの心に仕掛けているのかは

わからないがとにかく月をみると魔法にかけられたような心地に陥るのは間違いない。

 

まだ少し先かもしれないがもうするこの季節たちがやってくると思うと

心が躍る。朝が待ち遠しくなる。でも夏という大きな太陽のエネルギーを

いっぱいに秘めたところ去るのは名残惜しい。あと少しのこの夏をもっと

存分に取り込んでから胸を張って次に進めるように過ごしていきたい。

 

 

muuu