読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

FILM トゥモローランド(Tomorrowland)

f:id:muuu295:20150625215156j:plain

 

Tomorrowland 24.06.15

 

諦めない。

 

この言葉が始終私の中に響いていた。これは絶望をみせた希望の物語である。未来と現在が交錯する中で私たちが今この瞬間に何を選択し、何に期待をし、どんな未来を描いて今を生きていくか。今の状況が自分の望まないものだったり、どん底であったりすれば楽な方へと諦める方へと流れてしまうのが人間である。でもそこで同時にそれを変えるために今のこの瞬間に希望を託し前へ、未来へ進んでいこうとする人間も存在する。そんな人たちを対照的にみせてくれたとてもシンプルだけどこれからを生きていく私たちに向けてのメッセージを乗せた作品であった。

 

夢見る発明家フランク・ウォーカーの過去とトゥモローランドとの出会いから始まりそこから時を経て地球が無くなる未来へ近づいている現代に生きる少女ケイシー。トゥモローランドとそこを救うべき人を探す使者アテナ。この3人と一つの夢をみる場所が出会う時、未来への絶望が希望へと変化していく...

 

いたってシンプルなストリーライン、悪と善があり、SF的要素もあり。家族や友情、ドラマに必要な要素を含んだトータルでみるとそこまでそこまで大きく特異性のあるものではない。それなのになぜこんなに惹かれるんだろうか。

 

それはここに存在する私たちに夢をみさせそして希望を未来を託してくるものがあるからだろう。自分たちが今頭の中で想像し得るものは全て可能性がある。そして数多くの人がそれを信じていくほど強力になる。いい期待も悪い期待も両方である。だからこの映画の中でトゥモローランドのアンテナから私たちの意識の中に放射されていた暗黒な未来は起こっていないのに起こっていたのである。私たちはそんな未来を危惧しながらも起こるであろうと一種の期待をしていた。希望とか明日という言葉はなく、今の自分たちだけに注目した結果である。

 

未来を生きる人は今この瞬間を通してどう未来へ輝きをもたらせるか考えられる人。夢を見続けることはそれ自体が希望であり、これからの私たちを作っていくんだと思う。

 

この作品自体が私たちの意識の中のトゥモローランドでありそこへ辿り着くための地図であり、ブループリントである。

 

 

muuu