覚えていないことについて

忘れてしまうこと。 忘れてしまえるということ。 それは意識的に行えたり。 それは時間の流れという自然の行いであったり。 それは事故や進行していく病による作用であったり。 私たちはとても簡単に大切なことを忘れてしまう。 覚えていようと心に決めたそ…

映像作家たちの求めるテクノロジー

wired.jp 言論の自由を訴える前にまずその手段、それらを伝える伝えない以前にその情報源が失われてしまう。あまりにも残酷でそして現実であるこの状況を映像を観る側としてどう受け止めていけばいいのだろうか。 “ポイトラスが世界最重要指名手配者のひとり…

永遠に同じ曲を聴いていられるタイプなんだ。

一度自分の感覚やリズムに編み込まれてしまうとその音は自分の一部となる。 自分の中に形成途中のところに絶妙なタイミングで潜り込んでくるとき。 全く外から予想もしていない時にふと落ちてきた音がそのまま新たな部分として自分にくっついてそのまま共に…

映画×音の埋める世界

『海街diary』是枝裕和(2015) 是枝監督の作品に溢れる音たちが大好き 聞こえなくてもそこにある音 映画について考えるとまず浮かんでくるのは音。 音というのは不思議なもので、普段周りに常に溢れているのにその世界をあまり集中してみることは少ない。音…

続けていくこととはつまり...

昔から「続ける」ということが苦手だった。 習い事も日々の日課や習慣もだんだんと途中で飽きてきてしまう。 三日を超えて無事習慣へ昇格したと思ってすぐにまた途切れて、 それは噛み切りすぎた麺みたいに、ブツブツと短い線でいっぱいになった器。 生まれ…

世界観の違いとはなにか『読書について』小林秀雄

いましばらく考えていた「世界観の違い」の類について書き連ねているのですが、読んでの通りなんだかリズムが敬語なのです。いままではこんな文章書いたことも書こうとも思ったことないのですが、いま書いているエッセイ、気づいたらこんな感じになりました…

東京が恋しくなる時、それは雨の日

人が行き交うのを眺めるのが好き とんでもない人混みを鳥のように上から眺めて 交差点の色が赤から緑へ 緑から赤へと変わるのを ひたすら繰り返し見ているだけなのに そこを行き交う人たちは刻々と変化し 真っ白に塗られた線はなんだかとても眩しくて 段々と…

結局

泣きたい日も泣けない日も 笑いたい日も笑えない日も 目を覚ましたい日 ずっと目を閉じていたい日 毎日が同じ 明日も同じ 今日も同じ 同じ道を通って 同じバスに乗って 同じ本屋さんに寄って 同じ空を見上げる 暮らしという繰り返しは 生きていることなのか …

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌 (2013) 監督・脚本: ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン撮影 ブリュノ・デルボネル その影が彼を飲み込んでいくとき。 狭い路地裏で思い切り殴られて横たわっている姿を目の当たりにして、これは…

明けました。

明けました。 新年早々海へ散歩に。昨日から続く今日、年を越したのに何も 変わらずに日常が流れていたことに何でかとても感動して 海辺をいつも通りに散歩する老夫婦に海ではしゃぐ家族たちに 真っ赤に日焼けしながら本を読むおじいさんに。とても平和でし…

初zine『somewhere』

一年のまとめなんかじゃ振り返れないほどにここ一年半くらい、自分にとっては激動でした。そしてその激動の中に包括されるようにして大きな停滞とか迷いというものがあってそれらは積もりに積もっていまの自分になりつつあるという感覚です。 だから今年が〇…

「一瞬で集中してトップスピードに乗る術」について

脳を活かす勉強法。「坂本龍馬」 https://t.co/4hxeYvmNgQ pic.twitter.com/1IINQ1GDwB— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) December 27, 2016 茂木さんのツイッターに流れてきた動画を読んでいて思ったこと; 一瞬で集中してトップスピードに乗る術、それを持っ…

歴史的観点とは

他者との関係性について考えていた時、思い出したのが(少しだけ通っていた)大学の1学期で履修したIntroduction to Historyの授業。 今であまり「歴史」というジャンルに興味がなかった自分に新しい世界への入り口を示してくれたいまでも覚えている好奇心を…

両極を手に

感覚で書くことについて少しばかりいつも負い目を感じていた。 論理的に言葉を連ねていくのではなくて、支離滅裂な文章を ものすごい速さで打ち出して、そして校正も何もしないまま。 でも逆にそんな中で出会えた自分の感覚がたくさんあることに 最近少し気…

ゆらゆら揺れている

大きく心が揺れている 何を信じて何を読んで聞いて観て生きていけばいいのだろうか と行き止まる時って自分の小さな狭い世界に入り込みすぎていて、 それはいい時もあるかもしれないけれど自然と一緒で「流れ」がないと どこかで淀んでしまう、万物はたくさ…

去っていく季節、慣れるものだよ

冬が本当に少しずつだけど去っていく 毎朝バスの後ろ側の席から見える朝日を眺めながら全身で感じる さようならのことば、それは曇らなくなってきた窓 光の暖かさ 乗る時間は変わらないのに、段々と自分を追い抜いていく日の出 木々に緑が宿り始めて、家を出…

ただそれだけ

はじめまして。 新しい題名、新しいデザインにしました。 それは自分の書きたかったことを自由に書くこと 好きな時に好きなことを好きなだけ書く、ただそれだけのシンプルで 自分が書き始めた原点なんだけど、ここ最近あまりにも過ぎ去っていく たくさんの雑…

【THOUGHTS】自分らしさなんて幻想?

自分らしさなんて、そんなもの幻想だよ。 日々こうして歴史上想像もできない量の情報に飲み込まれ、聞きたくもない CMがこれかという隙間を埋め尽くし、人間同士の流れはさらに早くなっていく。 何を見ていたのか。何を感じていたのか。 そんなことを考える…

【BOOKS】『国境のない生き方』ヤマザキマリ

まず読み終えて思ったこと。 いますぐに世界へ飛び出していきたいという衝動。 それはこことは違うどこかまったくちがう場所へ行くということではなくて、 いまいる場所を隅まで体感したいという、いつも歩いていつ道だけどまったく 新しい風景を感じること…

【THOUGHTS】最近思うこと、ただ「みる」という感覚

[ We Heart It ] こんな写真が撮りたいです。 最近思うこと それらは様々な瞬間にやってくる 自分の中に根を下ろしたり、 逆にものすごい勢いで過ぎ去っていってしまうからパッとつかまないと ふと思いついた時に読み返してみたりするととても面白い まるで…

【THOUGHTS】やるしかないぞ!精神論

(picture: We Heart It) 今日、留学先の学校に学費を送金してきた。 2年分の学費を払ってみたらこうして覚悟って決まるんだなと ここ数日バタバタしていた留学手続きを振り返っていると、早くここから 飛び出したい!ってバカの一つ覚えみたいに願っていた頃…

【THOUGHTS】映画が好きです 

やっぱり映画はいいよ 世界に飲み込まれていくよ 聞こえる小さな物音や風の声まで身体中を駆け巡っていくあの感覚 目の前に広がる空気感とそこに自分が立って、 ときにはそこにいる人物と共にあって、 ときには違う!って叫びたいくらい真っ向から 争いたく…

【THOUGHT】どこにもいない

新年度を迎える日本社会。 そこから疎外されたかのように毎日ひたすら調べ物して、週末はバイトして、 本を読んで音楽をきいて、どうやったら自分のやりたいことができて、 前に進んでいくことができるかを考えて、荷物の整理をして、街を歩いて、 ときには…

伝える力

2014年の夏に初めてのアルバイトを短期で1ヶ月したのがきっかけで そこで出会った先輩と意気投合し、今日は久しぶりに会って朝の10時から 18時まで息つく暇もなくぶっ通しで語り尽くしてきた。たくさんの配属が ある中でたまたま同じところになる機会が一回…

【MUSIC】Spring Playlist

ここ最近はとてもポップでわんわん耳元で鳴る音を求めている。 静かにじっくりと浸れる音楽も同じくらいに大好きだけど、その時の気分や 季節の空気感でききたい音が常に変化している。この時期はなんだかとても 飛び跳ねたい気分だからこんなものをたくさん…

【BOOKS】『すべて真夜中の恋人たち』川上未映子

『すべて真夜中の恋人たち』川上未映子 「ひとそろいの実感も手応えもあるから、混乱するのね。 でも信じきれない。だからいったいこれはなんなんだろうって、 何か思ったり感じたりするたびに、そんなあほみたいなことを 思うのよ。感情みたいなのが動くた…

The Light Between Oceans

本を読んで久しぶりに涙が止めなく溢れてきて、何故だかわからなかった。 それは、当たり前みたいにぶわーっと出てきて、気付けば枕は冷たく、 鼻水ずるずるになって呼吸困難に陥っていた。理由のわからないこの涙。 きっと、自分の中でたくさん募っていたこ…

私の本の読み方

本の読み方について今年に入ってガラッとスタイルを変えた。 まだまだどの方法が自分に合っているのかはわからないので 手探りの状態だが、少しずつこれかなという手ごたえも感じている。 今まで本はいろいろ好き放題手当たり次第に読んできたが、読み終えた…

文学が何かわからない人間が文学デビューする

ねぇ、文学ってなんだろう? 幼い頃から本が友達みたいな子供だった記憶があるのだけど、 (実際どうだったのかはよく分からない。いつも微妙な立ち位置 本を読んでいたのか何なのかわからない記憶が多い) 残念ながら読んだのか読んでいないのか、頭が悪い…

はじまり

十代に別れを告げ、とうとう踏み入れてしまった二十歳という世界。 この瞬間を迎えるまでは、この変化を必要以上に恐れていた。 十代という時間が終わってしまうという焦燥感と寂しさでいっぱいだった。 でも、この変化は終わりではなく新しい章の始まりだと…