不確かな世界へ

不確かな世界へ 3

LOST SOUL 3. その目なのか石なのかわからない物体を拾い上着のポケットに突っ込んだ。ひんやりと冷たい。ビー玉みたいな滑らかさ。思っていたよりも小さくて指の間にすっぽり収まるその小さな正体不明の(私は目だと思っている、どこからかくる確信。不可能…

不確かな世界へ 2

2 聞こうとすればするほどの聞こえなくなるのはなぜ。 一方で聞きたいと願う音や情景や情報が一気に駆け巡るのは? 過ぎ去っていく人々の顔を認識しようと私は地面の影を見つめていた顔を上げてほとんど上を向いたような状態で歩く。果たして、これで人の何…

不確かな世界へ

nobody's heart it perfect 1 伝わる世界はなんて狭くて嘘っぱちなんだろ。 思いがそのまま隣に伝染しているのではないかと疑うくらいに自分の内から溢れ出ていても、それを言葉という媒体に落とし込んだ瞬間、そこにあった思いとか見えなくてふわふわしてい…