VSCOはただの写真加工アプリではないんだ、物語の世界なんだよ。

VSCO(発音は“ヴィスコ”) 2011年 オークランド・カルフォルニアからはじまったこの写真アプリはただのアプリではない。アートテクノロジー企業と名乗るVSCOは現在、全世界で月間3000万人のユーザーを誇り、Instagramには#vsco #vscocamのハッシュタグがそこ…

大学に行けなくて嫌だったこと

周りの友人たちが大学生活を満喫する中、 自分は大学へ行けないという事実にコンプレックスを抱いていた とずっと思っていたのだが、そうではなかった。ちがう。 わたしは何度も大学に行き損ねている。 高校生だった時、理系選択で工学部目指していた。 その…

歩き「続けていく」ことはつまり、揺らいでいくことでは?

Death of a Flower 過去の自分の書いた記事や文章を読むと、あの時はこんなにも苦しんでいて、いまも同じくらいに苦しいけど何だか少しちがう、と思えることがある。 それは成長したからとかそんなに気軽に思えることではない。 それはもっと確かになってき…

本当に言いたいことは別れる時に浮かんでくる

もしかしたらわたしは、一見書きたいことばかり書いてきたように見えて、本当に言いたいこととか、書きたいことを書いてこなかったのかもしれない。 自分で言うのもだけど、結構我慢強い方だと思う。 引っ越しも転校も信じられないくらいに繰り返しながらな…

はじめまして、からの自己紹介は何回繰り返しても慣れない

(ニュージーランドの空は落っこちてくるくらいに近い) はじめまして、からの自己紹介は何回繰り返しても慣れないなと 思いながらもはじめましてと言ってみる。 現在、南半球の果ての国でシェフ見習い中の21歳。 ある冬の夕方に東京で生まれてから同じ場所…

直線上の一点に立ってみて

明日から始まる4日間を乗り越えると、そこには真っ新なページが待っている。いつの間に?という問いは私たちがある転換点に立つときに、自分に投げかける言葉である。 いつの間に、この場所に立ってこの文章を書いて、この空を見上げていたんだろう。 ここに…

帰ってくる場所について

帰ってくる場所がないままにこうして21年を過ごしてきて、 自分の後ろに残ったものとは。 毎年のように住む場所が変わり、学校が変わり、生活が変わるのが当たり前な人生を生きてきた。気づけば微妙な期間しかいなかったその場所に自分の居場所はなくて、「…

不確かな世界へ 3

LOST SOUL 3. その目なのか石なのかわからない物体を拾い上着のポケットに突っ込んだ。ひんやりと冷たい。ビー玉みたいな滑らかさ。思っていたよりも小さくて指の間にすっぽり収まるその小さな正体不明の(私は目だと思っている、どこからかくる確信。不可能…

やけに静かな心臓と

We Heart It やけに鼓動の音が静かだ、と思う。 自分はこの世界に存在していないのではないかという衝撃的な事実が降ってきて私は心臓発作の一歩手前で立ち止まる。右手を左胸の下に当てて。右手で左手首の青い線を探して。両手で首をつかんでみる。 聞こえ…

見えない場所、聞こえない言葉。

Fire tonight in Greenpoint 見えない場所でなにをしているのか。 まだどこにも辿り着けない自分は毎日をどう生きているのか。 人に認めてもらいたいんだという叫びを押し殺しながらそれでもなんとか平静を保って日常を送っていくのに良い悪いもなくて、そこ…

不確かな世界へ 2

2 聞こうとすればするほどの聞こえなくなるのはなぜ。 一方で聞きたいと願う音や情景や情報が一気に駆け巡るのは? 過ぎ去っていく人々の顔を認識しようと私は地面の影を見つめていた顔を上げてほとんど上を向いたような状態で歩く。果たして、これで人の何…

不確かな世界へ

nobody's heart it perfect 1 伝わる世界はなんて狭くて嘘っぱちなんだろ。 思いがそのまま隣に伝染しているのではないかと疑うくらいに自分の内から溢れ出ていても、それを言葉という媒体に落とし込んだ瞬間、そこにあった思いとか見えなくてふわふわしてい…

ふたつの音

季節の音が静かに忍び寄ってくる。 そこには微かなささやきと、地面の底から這い上がってくるような低い深い心臓の音みたいな力強さと両方を備えていて、朝に吹く風によってどちらかが大きく聞こえる。 空が燃えていた。 雲からちゃんとでてくることのできな…

救いがなくても、それでも。

書けば書くほどの指の隙間からこぼれ落ちていく言葉に救いはない。 どんなに踠いても嘆いてもリズムに酔って苦しくなってもそこは空白。 言葉なんて所詮言葉であり、それ以上でもそれ以下でもないのになぜ。 こんなにも一語一句に苦しんだり。悲しんだり。た…

字に滲み出るなにか

書くことが大嫌いだった大きな理由のひとつに「字が下手」だからというものがあった。いまでもこれには結構悩まされてしまう。日本語も英語も同様に下手だ。見た目が崩れている?要するにバランスが悪いのだろう。 それは元々の感覚の問題なのか遺伝なのかさ…

書くことの根源=言葉とは 『言葉が鍛えられる場所』平川克美

書くことって何なのかな。 ブログを書くことって。人の目につく場所に自分の言葉を散らすことは何を意味していて、自分はそれを通して何をしたくてどこへ行きたくて、今日も明日も昨日もすべて言葉で表してしまえると思っていることは、結局は言葉なんかでは…

雨が降るとき

まず、朝焼けがとても綺麗。 朝6 時半に玄関を開けて、ふたつめのドアの先に日の出の方向が見えるのだけど、空が真っ赤に染まっている。ピンク。紫とグレーが混ざっている。太陽自身は見えない。街への橋を渡るときに左手に広がっている海はいつもよりとても…

映画はつまり愛

映画を観るのが怖くなる時がある。 その理由についていろいろ考えていたのだが、これと 言った答えにんたどり着かないまま夜になってしまった。 映画とはなにか。 そこから問い始めるともうどこから始めてどこで終わればいいのか到底わからないからいま自分…

ループのシャッフル

好きな曲をかけよう。 と思いながらシャッフルをして、気づいたら好きな曲になっている。 無意識にプレイリストを飛ばしていたみたいだ。 結局はこの音に落ち着くんだ。とバスが来るまでの13分間ひたすら同じ曲を聴き続ける。一曲が3:30だから約4回ループす…

時間に置いていかれる恐怖

時間に置いて行かれるのが怖い。 永遠に続くと思っていた小学生の頃の夏休みとか。 進路について希望を迫られる(それってそもそも希望なの?)と 選択にかける時間というものがもう残りわずかなことに気づくときとか。 怖くて怖くて走り続けて来たけど時々…

青が好きだよ。

見上げて見えるもの。 外にゴミを出しに行って見上げた先には。 真っ青でもなく、曇りでもなく何とも言えない青の夕方だった。 薄いのにその色の存在感は辺り一面を埋め尽くしていて まるで自分も青く染まっているような錯覚に陥る。 帰り際にまた空を見上げ…

感覚とか感覚

目の前には海が広がっていて木々の光が窓のふちにこぼれ落ちる。 それは風という見えない力を携えて揺れる。 光も同じように踊る。 雲は手が届きそうなくらいに近くて空は青くて耳元では声が、音楽が響く。 感覚そのものに「沈んでいく」感覚。これは迷うこ…

迷わないと歩かない

なぜ。そんな問いが何度でも浮かんでくるんだけど。それは聞けば聞くほどに答えの出ない迷路みたいで。どうすればいいのだろうか。そんな不安と未来への期待と絶望というものが同時に襲いかかってくるこの感覚を、どうすればいいのだろうか。何度も何度も考…

海へ行こうよ。

自分はどんな風に生きてきたんだろう。 これからどこへ向かっていくのだろう。 そんな不安と疑問が浮かぶ夜は金曜日。 一週間は終わって、体と心にムチを打ちながら何とか行き終えた学校と。 週末に待っている職場と。二ヶ所を行き来するだけの退屈さと疲労…

記憶の不安定性と写真

前だけを見て歩いていきたいなとばかり思っていた よく作家さんたちが自分の子供時代をまるで記憶のビデオカメラを再生しているような細かさで説明するたびに私の中では疑問が浮かぶ。 その出来事に付着したエピソードや心情はどんな風にして彼らの中にとど…

心地良さとは主観的なものだ。

心地よさとはとても主観的なものだなと思いながら、 でもだからこそ心地よさなのでは?と問い始める 自分の感覚の中で溢れてくるような ゆっくり染み渡っていくような ガラガラのバスで太陽に当たりながら 外へ一歩出ると風がとても冷たくて ああ秋だとひと…

なんて傲慢な。

なにを書いて なにを書かないか とても難しい いつも、とても悩む 感覚を言葉に落としていくその行為から生じるとんでもない快楽と、言葉に落としきれなかったたくさんの色と風を感じながらの絶望と、常に書くことにはこのふたつが共在している。 書いてしま…

「思っていた」こと

聞こうと思っていた その音に耳を澄まそうと あの場所に行ってみようと 思っていた それはもうすでに終わってしまった 過去という時間の概念を私たちは当たり前みたいに使うけど そもそも時間って何だろうか 勝手に時計というもので朝と夜と昼間の定義を成し…

覚えていないことについて

忘れてしまうこと。 忘れてしまえるということ。 それは意識的に行えたり。 それは時間の流れという自然の行いであったり。 それは事故や進行していく病による作用であったり。 私たちはとても簡単に大切なことを忘れてしまう。 覚えていようと心に決めたそ…

映像作家たちの求めるテクノロジー

wired.jp 言論の自由を訴える前にまずその手段、それらを伝える伝えない以前にその情報源が失われてしまう。あまりにも残酷でそして現実であるこの状況を映像を観る側としてどう受け止めていけばいいのだろうか。 “ポイトラスが世界最重要指名手配者のひとり…