寂しがり屋でもいいじゃない?

最近、書いていなかった。

というのは嘘で飛行機でも混乱した心を鎮めるために書いていたし、日本に到着してからバタバタした最初の数日を除いてこちらの合宿が始まってからはほぼ毎日書き続けている。

 

こんなにも書くことが自分の日常の一部になる日が来るなんて思ってもいなかった、というのは何度も書いて言っていることなんだけど本当に昔のわたしを知っている人がいまのわたしの姿を見たら驚くだろう。

 

こうして家族から離れて遠くにひとりで来るのは実は初めてだ。 生まれた頃から毎年のように引越しを繰り返してきて、常に家族単位での移動ばかりだった。それが数年前から家族構成が変わり、そして今年に入ってからはさらに新しい出会いや家族それぞれが違う方向へ進み始めたこともあってわたしにもついにひとりであちこちへ行くという機会があらわれ始めた。

 

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本当に言いたいことは別れる時に浮かんでくる

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もしかしたらわたしは、一見書きたいことばかり書いてきたように見えて、本当に言いたいこととか、書きたいことを書いてこなかったのかもしれない。

 

自分で言うのもだけど、結構我慢強い方だと思う。 引っ越しも転校も信じられないくらいに繰り返しながらなんだかんだ、新しい生活に慣れようと、自分なりに工夫をして、色々と言えない思いとか惨めさとかに耐えてなんとかやってきたって言う小さな自負がある。

 

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帰ってくる場所について

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帰ってくる場所がないままにこうして21年を過ごしてきて、

自分の後ろに残ったものとは。

 

毎年のように住む場所が変わり、学校が変わり、生活が変わるのが当たり前な人生を生きてきた。気づけば微妙な期間しかいなかったその場所に自分の居場所はなくて、「帰る」というほどの親密さもなければそこへの縛りもない。

 

ある意味では自由なのかもしれないが、自分は常に、

どこか心が帰れる物理的な場所を求めていた。

 

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